鈴鹿同着!
翌93年の世界選手権参戦を控え、全日本4連覇に挑む岡田忠之。一方、同クラス2年連続ランキング2位、チャレンジャーとして王座を狙う原田哲也。
シーズン中、毎戦のように接戦を繰り広げる2人の争いに、多くのファンが注目していた。
迎えた第6戦鈴鹿。この日もサイド・バイ・サイドのトップ争いを展開する岡田と原田。詰め掛けた観衆はその結末に固唾を呑んで見守っていた。接戦はそのままラストラップに突入。最終のシケイン進入で原田が前に出るが、岡田も喰らいつき、完全な並走状態でチェッカー。両者のタイム差は0.000秒…。
戦いの結末は写真判定でもつかず、異例の同着優勝という伝説的なレースが生まれた。
特典映像1
岡田忠之、原田哲也対談
伝説のレースから18年…ライバル意識をむき出しにした2人が、当時を語り合う。
1993年以降、世界トップライダーとなった2人が現役を退いた今、お互いの関係性やレース観を語る。
特典映像2
岡田忠之vs原田哲也 全日本時代編 1990〜92
世界的なトップライダーとなった原田哲也と岡田忠之。全日本時代に250ccクラスで選手権を争っていた頃、2人は異様なまでのライバル意識を抱き、第三者がレースにおいて介入することは稀だった。
古くはケニー・ロバーツとフレディー・スペンサー、ケビン・シュワンツとウェイン・レイニーのようなレース、チャンピオンシップに対する駆け引きを紹介。