1994シーズン
1993年、レース中の転倒により選手生命を絶たれてしまったウェイン・レイニー。
その彼に変わって新しいチャンピオンとなったケビン・シュワンツの走りに注目が集まる。
しかし、周囲のその期待を大きく上回る活躍をしたのは、レイニー、シュワンツと共にかつて3強の一角を担ったミック・ドゥーハンだった。開幕戦こそジョン・コシンスキー、ルカ・カダローラといった新鋭の後塵を拝するものの、レーススタート直後に前へ出ず様子をうかがい、徐々にペースを上げていくという戦術で第4戦以降は圧倒的な速さによって、6戦連続表彰台トップを飾る。
新チャンピオンの誕生
その一方、チャンピオンのシュワンツは表彰台を獲得するものの、ケガの影響やライバル レイニーがGPを去ったことによる、精神的な影響があってか、優勝することができない。
終わってみればドゥーハンの圧勝で悲願の初タイトルを獲得。
また、日本人ライダー、伊藤真一も3度の表彰台を獲得しその存在を世界に示した。
◆特典映像
ミック・ドゥーハン チャンピオンインタビュー
収録レース/年間ポイントランキング
R-1 AUSTRALIA/Eastern Creek
R-2 MALAYSIA/Shah Alam
R-3 JAPAN/Suzuka
R-4 SPAIN/Jerez
R-5 AUSTRIA/Salzburgring
R-6 GERMANY/Hockenheim
R-7 THE NETHERLANDS/Assen
R-8 ITALY/Mugello
R-9 FRANCE/Le Mans
R-10 GREAT BRITAIN/Donington Park
R-11 CZECH REPUBLIC/Brno
R-12 UNITED STATES/Laguna Seca
R-13 ARGENTINA/Buenos Aires
R-14 EUROPE/Barcelona
1. ミック・ドゥーハン HONDA/317
2. ルカ・カダローラ YAMAHA/174
3. ジョン・コシンスキー CAGIVA/172
4. ケビン・シュワンツ SUZUKI/169
5. アルベルト・プーチ HONDA/152
6. アレックス・クリビーレ HONDA/144
7. 伊藤 真一 HONDA/141
8. アレックス・バロス SUZUKI/134
9. ダグ・チャンドラー CAGIVA/96
10. ニール・マッケンジー YAMAHA/69