ケニー・ロバーツとエディ・ローソンの師弟コンビの登場!
第11回大会が行われた1983年は、世界グランプリでケニー・ロバーツとフレディ・スペンサーが激しい闘いを繰り広げたシーズンだった。
ロバーツはこの年限りで世界グランプリから引退、エディ・ローソンは闘いの場をアメリカ国内のサーキットから、世界グランプリへ移し、初年度はロバーツと師弟関係でもあるチームメイトとなった。
そしてグランプリマシンを駆っての登場は、このTBCビッグロードレースが初となる。国内のライダーとしてはここ数年、木下恵司がロバーツとのバトルを見せていたが、本レース一ヶ月前の日本グランプリ・オートバイレースでスペンサーを追走中に転倒し、負傷欠場となった。
木下と全日本500ccでタイトル争いをして初のチャンピオンに輝いた平忠彦、そして浅見貞男、上野真一、川崎裕之らベテラン勢が2人のGPライダーに挑む。